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ナラシンハ 種族 神族 ジョブ アタッカー セフィラ エソド タイプ ワーライオン HP 400 ATK 50 DEF 50 PSY 50 コスト 30 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 獅子聖王 称号 不明 怒りに任せて殺した。情動に任せて破壊した。 しかしそれで晴れる心はなく、守り得た者もみな怯えた目で彼を見つめた。 だがそれでいい。民の為、守るべき者の為に怒り、戦う。 敵は悪であり、悪を滅することが自身の全て――黒き師子王はそう思っていた。 そんな彼の背を優しく包む者がいた。 その者は紅き隻眼を宿し、その燃える瞳を真っ直ぐ向けて告げた。 「もう、許すべきだ」と。 それは叶わぬ。敵を許すわけにはいかぬ――師子王を首を振った。 敵は妻を、子を、友を、闇の底へと落としめた。 ならば自身も同じ闇へと落ち、闇の底に巣くう敵を滅するのみ――しかし、若者は告げた。 「許すのは、あなた自身のことだ」 全てを守ろうとし、全てを守り切れなかった自分自身を許して欲しい。 もっと自分の為に生きて欲しい――そう若者は涙した。 全身の力が抜けた。張りつめたものが抜け出ていくように膝を付き、大きな体を屈ませた。 師子王の目には、久方ぶりの涙が浮かんでいた。 そしてその涙に押し流されるように、体から黒い怒りが消え去り、 彼は再び『獅子聖王ナラシンハ』の姿を取り戻していた――。 * * * * ナラシンハは、光り輝く異界の街を見下ろした。 「亡き妻よ、子よ、民たちよ、私は立とう。そして誓おう。 真の王として、牙なき者たちのために吠えんことを―― だが今は、私事たるこの戦いを見守って欲しい」 彼は来た。自らの意志でここに立った。 このように自身の思いのみに従い、誰が為でもない戦いに臨むのは初めてのことかもしれない。 事実、“あの者”ももはやそれを望んでいないのかもしれない――。 だが、それでも良かった。 それが彼の今の思いであり、あの日の“あの者”の言葉通り、 全てを投げ打ってでもそうしたいと思える自分を、信じることが出来ているのだから。 「今度は、私が救う番だ」 ナラシンハは眩い聖王の輝きを発すると、強く月に吠えた。 身長 2.2[meter] 体重 160[kg] パンチ力 思いの強さが全てを砕く 生息域 救うべき魂のあるところ 武器 自身の思い 怖いもの 「自分自身」であることを知った イラストレーター 仙田 聡 CV. 武虎
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ヤクシニー 種族 海種 ジョブ ディフェンダー タイプ アスラ HP 300 ATK 10 DEF 10 PSY 30 コスト 10 召喚 DEFウィーク 武装 なし 血晶武装 なし 称号 不明 私は戦った。 戦って、戦って、戦い続けた。 力なきものの血が、ただの一滴も流れぬように。 死に涙するものが、ただの一人もいなくなるように。 だがそれは、称賛を受けて然る戦士たちの如き、高潔な意志によるものではない。 そうすることで――私自身が救われたかったのだ。 誰かが受ける傷も、誰かが流す涙も、全て自分で背負うことで、私は許されたかったのだ。 そうしていつか倒れたならば、自らの罪を幾ばくかはそそぐことができるやもしれぬ―― そんな身勝手な想いに付き動かされていたにすぎなかった。 そんな時、あの“赤き瞳の王”に出会った。 あの者は、人の身に負うにはあまりに重すぎる業を背負いながらも、 決してその罪から目を背けることなく、信念を貫き通した。 そしてその者の隣に立ち、幾多の戦場を共に戦う内に、思うようになったのだ―― 私も、そうありたい、と。 贖罪のために剣を振るうのではなく、自身の望みと共に過去を受け止め、猛々しく戦いたいと――。 だから今、私は私の心のままに、為すべき戦いをしよう。 「――そうだ、私は人を喰らう鬼神……分別などは無いと思え! 私の前で未来を託す子らに非道を為すならば―― このヤクシニー、神であろうと喰ろうてやろう!」 身長 1.71[meter] 体重 56[kg] 過去 鬼神の一柱 象徴 豊穣 守りたいもの 子供たち 最近好きなもの ソーダ水 イラストレーター kera CV. 野引香里
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ゲブ 種族 神族 ジョブ アタッカー セフィラ ティフ タイプ ヘリオポリス HP 300 ATK 10 DEF 5 PSY 30 コスト 10 召喚 ツインセフィサポートP 武装 なし 血晶武装 なし 称号 聖刻のヘリオポリス 「……んなっ!? また増えただと……何が起きているというのだ!?」 ここ最近、極東方面より感じる不自然かつ爆発的な霊力の高まり…… これは土着の神々とは違う……明らかに、異質な力がどこぞより“湧いて”きておる……!! 「……やはり、“そう”いうことなのか……?」 詳細はわからぬが、しかし恐らくこれは――いや、間違いない。 これは、ここではない“別世界”からの“侵・略・行・為”!! むぅ……今はまだ極東の地だけで済んでいるようだが、 いずれは我々の領域「ヘリオポリス」をも脅すかもしれぬ。 そうであれば、急ぎ対策を立てなければならぬというのに―― 「ぬぅぅぅぅぅ、ラー様は――まだ戻られぬのかあああ!!!」 ラー様め……ワタシが妻とあれやこれやで揉めた挙句、落ち込んで温かな大地に引きこもり、 繊細な心を癒している間に居なくなってしまわれるとは…… この置手紙、『ちょっとレムギア行ってくる。あとは頼んだゲブ~』とはどういう意味なのだ!? 『レムギア』ってなんだ!? しかもワタシの名前が何か変わったキャラの口調みたいに使われとるし……。 まずい……まずいぞ。このままでは……。 「このワタシが戦いの最前線に立たされてしまう! なぁぁんと面倒なあああ!!」 ……仕方がない、背に腹は代えられぬ。 無礼ではあるが、ラー様を無理やりにでも呼び戻してまおう。 「おい、誰かおらんか! ラー様を召喚するぞ! 誰ぞ手を貸せい!!」 …… ………… ………………なぜ、誰も返事をせん。 弱ったな、ワタシひとりで最高神なんぞ呼び出せるはずもなし……。 「おーい! オシリス―! イシスー! セトー! ネフティスちゃ~ん!」 ………………どうした? 誰もおらのか?? ははは、そんなわけ――何だ、もう一通置き手紙が…… えぇと『ラー様を追って、オシリス様以下ほとんどの者でレムギアに行ってきます。 ゲブ様は引きこもりっぱなしだし、お心が弱いのできっと役に立たないと思い声を掛けませんでした。 暇でしたらネクベトちゃんのお花に毎日お水あげて下さいね――ヴァジェトより』 へ、へぇ~そうなんだ~。みんなで『レムギア』にねぇ――って、こんのヴァジェトめ! いったいワタシを何だと……ん? んんん!? ということは…… おい……おいおいおい、まさか、今ここにはワタシしかおらんのか??? ちょ、ちょっと待て……ワタシだけで謎の軍勢の侵略に対抗しろと!!?? 無理無理無理!! 面倒とか面倒じゃないとかそれ以前に、戦力的にふっつうに無理イイイイイ! 「おっほぉぉぉぉい! 誰かああ! 誰でもいい! バステトとか、セベクでもいいから、誰かおらんの――」 「ヴモォ~~」 「おお!! メンフィス、お前がおったか!! 良かった! お前のような牛でも、おれば――なるほど……牛な。戦力……うん、牛か、うんううん」 …… ………… ……………… 「誰かああああ!! 早く戻ってきてええええ!!」 ~『ゲブ神の一番長い日』より~ 身長 3.2[meter] 体重 190[kg] 最高速度 できればずっと大地に座っていたい 司るもの 大地 好きなこと 大地で昼寝 妻 ヌート(別居中) イラストレーター 旗助
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タイラント 種族 人獣 ジョブ アタッカー タイプ キマイラ HP 550 ATK 90 DEF 110 PSY 70 コスト 60 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 アクセルアップA 称号 不明 現在時刻はAM7時35分、我々MNN取材班は、『大共鳴』後、 ここ奥多摩で頻繁に目撃されるという巨大生物の調査にやってきました。 現地の状況をご覧ください、この暗闇。 1m先も見えず、ライトの光すら数mで吸収されてしまいます。 いったいこの奥多摩で何が起こっているのでしょうか…… 繰り返しますが現在時刻はAM7時台、早朝です。なのにこの暗さ、一筋の陽光も差していません。 先程まで、我々の目の前には奥多摩の豊かな自然が広がっていました。 そこに突然影が差したと思いきや、地面が大きく跳ね、気づくとあたりはこのような状況に―― ぅおっと!……失礼、このように、地面は非常にぬかるんでおり、熱帯雨林の湿地帯を思わせます。 粘液……のようなものでしょうか、ブヨブヨとしたそれらがあちこちに広がっており、 足を取られ非常に歩きにくく、加えてこの異臭…… ここは本当に日本であるのかと疑いたくなる様子です。 当然ながら、上空に我々をここまで運んでくれた報道ヘリの姿も見えません。 異次元というものがあるのならば、きっとこのような所なのではないのかと―― あ!! 見てください、ライト! ほらライト当てて! あそこです! たくさんの残骸が、あれは、我が社のヘリコプターのようですね…… ところどころ溶解して、塗装がはげかけています……生存者は――あ、ライト消さないで!! …………とうとう、私が最後の一人になってしまったようです。 皆さん、現在この辺りは非常に危険です。決して近づかないでください。 この放送が、皆さん元へ届いていることを祈ります――生きて帰れたら、また会いましょう。 以上、異界と化した奥多摩より、青田がお送りしました。 ~奥多摩山中で発見された「巨糞」の中から見つかったレコーダーより~ 全長 60[meter] 重量 520[t] 最近の狩場 奥多摩山中 最近のお気に入りの捕食対象 「鉄の鳥」 「鉄の鳥」の好きなところ 姿を見せると増えて寄ってくる 「鉄の鳥」の感想 外身は不味いが中身は美味い イラストレーター Kotakan
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STAGE2『血の器』 道明寺剣術道場 英子 「ねぇ そこの……あんたが仕掛けたの?」 優羽莉 「無事だったのね 千尋くん ――死んでいてくれれば良かったのに」 千尋 「あんたは……」 英子 「隠れててもいいのに いい度胸じゃない」 優羽莉 「そう? あなたは……千尋くんの守護者かしら」 英子 「そうだよ それじゃ――何して遊ぶ?」 優羽莉 「……」 順 「やめとけ 優羽莉 その女 想定外だ 得体が知れない」 優羽莉 「……葵くん」 順 「乗れ」 千尋 「待てよ!」 優羽莉 「千尋くん――――あなたじゃ“孤島の魔法使い”にはなれないわ」 ――バイクに乗り走り去る優羽莉と順 英子 「ふぅ 行ったね 正直やばかったから これで良かったかな あの子 知り合い?」 千尋 「……かな――訳がわからないよ」 英子 「あら“記憶”頭に入ったんでしょ? 全部じゃないにしても」 千尋 「それも含めてさ こんなことが起こって それでも冷静でいられてる自分ごとわからない それに――――あんたは 僕の知ってる森園さんじゃない」 英子 「……そうだね じゃあ 私じゃない人に説明してもらおっか ついてきて」 ――潰されたタンポポの花 千尋 「オヤジさん…… ごめんね……」 * * * * 聖マルディウス教会 英子 「ようこそ 秘密のアジトへ」 千尋 「ここ何? 外見は教会みたいだったけど」 英子 「教会ってよりは“神殿”かな 神父さんいないし シスターはいるけど ね 笙子」 笙子 「アハハ…… うん そうかな こんにちは その人が『ラメド』の人?」 英子 「そ“私の”人」 笙子 「え……と 初めまして もとはちゃんと教会だったんだけどね ここのシスターの花島です」 千尋 「……どうも」 笙子 「その…… 突然のことで戸惑ってらっしゃると思いますけど――」 ドゥクス 「いいわ笙子 私が説明してさしあげる」 ――教会内に浮かび上がる4人の影 ドゥクス 「ごきげんよう――千尋」 千尋 「……!」 ドゥクス 「初めまして? 初めましてじゃない? どうだったかしら 鈍?」 鈍 「……ご立派でございます お嬢様」 千尋 「君は……」 ドゥクス 「フフ 早速役に立ってくれたわね 笙子 こんなに早く会えるなんて」 笙子 「ハハ……」 ドゥクス 「“器”はひかれあう――――“あの子たち”と同じにね * * * * 怯えを隠せず、心のままに律し、 ぶざまに節制《サメフ》するのだよ―― 道明寺虎鉄 神社 虎鉄 「うぅ…… ひっく 父さん…… 千尋さん…… あんなの おかしいよ…… クソ…… あんなに…… 受験失敗するまで練習してさ こんなのって………! ……これからどうしよう…… 風間さん 大丈夫かな……」 ブルースカル木戸 「こんばんはー おにーさーん」 虎鉄 「……?」 ブルースカル遠藤 「兄さんかな? オレらを呼び出しちゃったブレイブメンは」 虎鉄 「……知らないよ」 ブルースカル木戸 「知らねぇこたねぇだろうよ こーんなトコで かっこいい木刀なんか持っちまってよ」 虎鉄 「……あっち行けよ オレ 今あんたらみたいのの相手する気分じゃないんだ」 ブルースカル木戸 「あぁ? だらぁぁ!!」 ――虎鉄に蹴りを放つブルースカル木戸 虎鉄 「痛って…… なんだ この馬鹿力……ゴリラかよ」 ブルースカル木戸 「だーれがゴリラだ しょっぺーこと言うんじゃねぇよ」 ブルースカル遠藤 「オレらもさぁ 探してんだわ オメェじゃねぇのかぁ? 最近オレらを“狩ってる”ヤツってなぁよぉ」 風間 「虎鉄君!」 虎鉄 「風間さん…… 風間さんだ!! 良かった……無事だったんだ……」 風間 「千尋君も無事だよ」 虎鉄 「本当に……!? はぁ~ そっか……」 風間 「君こそ無事で…………ってわけではないようだね」 虎鉄 「ハハ なんか 絡まれちゃってるみたい」 ブルースカル木戸 「へぇ~ なーんだ 仲間もいんのかよ」 椿 「フンフ フフフ~ン♪ たい焼き~の め~だまを掘~れば黒~~♪ さ~てさて 今日はど~んなお魚かかってますでしょね~♪ う~わわ な~んか始まっちゃってんよ~! ありゃりゃ……部外者か~? ちゃ~んと“壁”張っといたのになぁ…… でもま ど~でもいいんだニャン♪」 風間 「この人たち…… 普通じゃないね……」 虎鉄 「そうみたい…… はぁ…… 今日は散々だ……」 椿 「お~い そこの木刀少年と眼鏡のおにいさ~ん そいつら危ないよ~ 離れて離れて~ フッフッフ あ~んた達はどんな化け物飼ってんのかニャ~? チリリ~ン♪」 ――鈴を鳴らす椿 ブルースカル木戸・遠藤・日比谷 「おが…… おががががががぁぁぁ!」 ――ゴブリンに変化するブルースカル達 戦闘開始 虎鉄 「え…… え え えぇぇぇぇ!?」 風間 「そんな…… また……」 ――鈴の音 風間 「……!! 音が…… ぐうっ……!」 椿 「えぇ~こっちも!? 今日は入れ食いだな~ ツバキちゃんラッピ~♪」 風間 「ああああああ!」 ――姿が変わる風間 風魔小太郎 「……」 虎鉄 「風間……さん?」 風魔小太郎 「……やっと だな」 ゴブリン 「グルル……」 風魔小太郎 「ゴブリンか…… 虎鉄と言ったな このままでは死ぬぞ 俺が“引き出して”やる……俺を感じろ…… お前のアルカナを思い出せ!」 虎鉄 「へ……?」 ――両目が赤く染まる虎鉄 虎鉄 「…… えと…… あなたは…… 小太郎……さん?」 風魔小太郎 「……フッ」 虎鉄 「ウソ…… ハ ハハハ…… 何かオレ いろいろわかっちゃった……みたい」 椿 「わん♪ 入れ食いどころかとんだ大物ちんだったのかい じゃ あ~たしも」 ――両目が赤く染まる椿 椿 「でんすけ~ GO!!」 デンスケ 「コロロロロロロ」 虎鉄 「へっ!?」 風魔小太郎 「……女 お前は……」 椿 「お? イケメン使鬼くん 見つめちゃいやん」 風魔小太郎 「……… まぁいい…… 虎鉄 やるぞ 自分の心に従え」 虎鉄 「は…… はい!」 風魔小太郎 「十三代目 風魔小太郎――参る」 1つ目のアルカナストーン破壊 虎鉄 「……こ こんなかんじ?」 椿 「わ~お!! やっる~♪」 虎鉄 「あの……君は……」 椿 「あたし? あたしは イケないツバキちゃんさ……」 虎鉄 「イ イケない……!?」 風魔小太郎 「……虎鉄 戦いに集中しろ」 2つ目のアルカナストーン破壊 風魔小太郎 「そうだ それでいい」 虎鉄 「は はい!」 椿 「すっごいねチミぃ リアル どっかの組織の人とかじゃないの??」 虎鉄 「……へ? 組織って?」 風魔小太郎 「女……集中を乱させるな」 椿 「へ~い」 戦闘終了 虎鉄 「やっつけちゃった……」 風魔小太郎 「……良くやった 虎鉄」 デンスケ 「コロロロロ」 椿 「へぇ~ へぇへぇ~ 君ちん本物なんだ~ すごいねぇ~ 見たとこ あいつら狼男っちじゃなかったみたいだけど こりゃまたラッピーな出会いだこと♪ ねぇ 連絡先お~し~えて」 虎鉄 「あの……君はいったい……」 椿 「あ はいはい それじゃそろそろ ドバンと自己紹介!」 ――名刺を差し出す椿 「鎮護国禍【術】 チーム朱夏・二代目総代♥ 衛士 真鶴 椿」 椿 「あたくしはこういう人ね 『狼男』の件でなんかあったら連絡してよ よろろっぴ “器”くん♪」 * * * * 己のみの正義《ラメド》を信じた。 誰も顧みず、ただ、ただ―― 神名千尋 聖マルディウス教会 ドゥクス 「『英血の器』――私たちは あなたたちのことをそう呼んでいるわ」 千尋 「英血の……器……?」 ドゥクス 「そ “器”さん さっそくだけどまずは種明かしから始めましょうか 謎は無し 物語としては 次第に謎を明かしたほうがいいのでしょうけれどね 面倒なのは嫌いなの いいでしょ?」 千尋 「……助かるよ」 ドゥクス 「フフ まずは……そうね 真実その1 『あなたたち人は 本当に神の子である』」 千尋 「……?」 ドゥクス 「いろいろな神話なんかでそんな風に伝えられているけれど それ 本当なの これが あなたたちの周りで起きていること全ての元凶よ」 千尋 「『あなたたち人は』って…… 君は 人じゃないの?」 ドゥクス 「そうね あなたたちから見れば 私も神のようなものなのだけれど ここでいう神というのはこの全宇宙を作った者――『創世主』と呼ばれる存在よ」 笙子 「ドゥクスさん…… なんだか怪しい勧誘みたいだけど 大丈夫……かな?」 ドゥクス 「失礼ね 笙子 大丈夫にきまっているでしょ? この私がわかりやす~く説明してさしあげているのだから」 笙子 「だといいけど……」 ドゥクス 「……コホン かつて 創世主は この宇宙の住人として7つの種族を創ったの <超獣><亜人><神> ややこしいけれど この<神>は創世主よりは下等な別物よ そして<魔><海><不死><機甲>―― それらはやがて<人獣><神><魔><海><不死>の5種族に移り変わっていく―― ――けれど 人はそのどれにも似ているし どれにも含まれないわ なぜなら あなたたち人は “創世主自身のうつし身”だから」 千尋 「……」 ドゥクス 「人は 誰しもその体に創世主の力――『アルカナの因子』を秘めているの 今はごく僅かな因子だけれど このまま進化し続ければ いずれ全人類が創世主になれるわ まぁ 早くてもあと数垓年はかかるでしょうけどね」 笙子 「……神名さん 大丈夫?」 千尋 「……うん 続けて」 ドゥクス 「んもう 笙子は心配性ですわね じゃ 真実その2 『神には 敵がいる』」 千尋 「……」 ドゥクス 「よくある神話で神に敵対する悪魔がいるように 創世主にも敵がいるの 敵の名は『混沌』 『創世主の軍勢』と『混沌の軍勢』は宇宙のどこかで 常に戦い続けているわ 混沌としては全宇宙の全人類が創世主となる前に 全てを喰らいつくしたい―― 黙っていれば それも可能でしょうね けれど 創世主側にも稀に 一足早く混沌を倒しうる創世主の力―― 『アルカナの力』に目覚めるものが現れる……それが――『紅蓮の王』 紅蓮の王たちはずっとずっと長い時を戦ってきたわ そして 紅蓮の王が消え去る時 その思いと力は受け継がれて 新たな王が生まれる―― 『英血の器』は紅蓮の王の“種”みたいなもの その血に眠るアルカナ因子の量は 紅蓮の王と同じほどに多く 純粋なの つまりね あなたたちは『大共鳴』とか呼ばれてる現象のせいで 異界の紅蓮の王たちと 時空を超えて共鳴し合い シンクロしてしまっているというわけ そしていずれ そう遠くない未来 あなたたちの存在をきっかけに この次元にも紅蓮の王が誕生するわ」 千尋 「…… ……悪いけど 信じられないな」 ドゥクス 「確かに 人ごときの知覚野では まったく信じられない話でしょうね でも――あなたが実際に持ってしまった力と そこにつまった紅蓮の記憶は これが真実だと告げているはずよ」 千尋 「……」 ドゥクス 「さて ここで問題なのだけれど 実は今 この地球世界の為政者たちは 愚かにも混沌の手の者と結託して あなたたち『英血の器』を消滅させようとしているのよね」 千尋 「消滅……?」 ドゥクス 「一応 創世主側の私としては 看過はできないわ だからね千尋 あなたは『紅蓮の王』を生み出すためになんとしても生き延びて―― この世界を 壊すのよ」
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カードデータ 人獣:4.0 神族:4.0 魔種:4.0 海種:4.0 不死:4.0 4.0不死 001:イザナミ 002:アンゴルモア/ECRアンゴルモア
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沙悟浄 種族 海種 ジョブ アタッカー タイプ 西遊将 HP 400 ATK 50 DEF 50 PSY 50 コスト 30 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 月牙降妖杖 称号 三紅仙 あ~あ……なーんか面倒くさいことになっちゃったなぁ。 ここどこだろ? あの赤い目の人突然いなくなっちゃうし、 変なとこ飛ばされちゃうし……。 せっかくいー感じのところにシューショクできたと思ったのに、 まーたお仕事なくなっちゃったよぉ。 どーしよっかなぁ……いっそのこと三蔵のお師匠様んところに戻って―― いや、いやいやいや! ないないない! それだけはない!! 落ち着けあたし!! あの人のところに戻るくらいなら、 路頭に迷って『河童っぽいあたしの河童ショー』とかやった方が100万倍マシだって!! ……とはいえ、いつかお師匠様に見つかったり兄貴たちと再会しちゃったときに、 あたしが『西遊記』サボってな~んにもしてなかったってバレたら、 一体どんな目に遭っちゃうんだろう……う~わわ、考えたくないなぁ……。 はあああああああ……仕方ない! 面倒くさいけど、果てしなく、とんでもなく面倒くさいけど、 フリだけでも天竺目指しとこっかな!! ……あ、でも、万が一あの人らよりも先に天竺に着いちゃったりしたら、 あたしが一番えらーい! ってなるんだよね。 「『西遊記』のヒーローは沙悟浄ちゃんだったのでした!」って…… それ――案外悪くないかも!! ……あ、でもそしたら、今までみんなでした冒険も、尾ひれとか背びれとかがパタパタついて、 全部あたしがやったことになってえらいね~って言われちゃうのかなぁ…… それはなんか悪い気がするなぁ……でも――ま、いっか!! 適当に同じようなことやっとけば問題ないよね! よ~し、そうと決まれば出発だぁ!! となると、一人旅は全部自分でやんなきゃだから面倒くさいし、 妖怪のあたしがありがたーい教えを目指して旅してるのってやっぱなんか変だよね~、 ってことで、ここはやっぱしあたしをびしっと導いてくれるお師匠様的なのが必要だよね!! うーん、いー感じに強くて楽させてくれそうで、 暇なときとかにあたしと楽しく遊んでくれそうな人間はぁ……って、あはは、 そんなの都合良く近くにいるわけ――うおおおおおおお、いたよ! ビビッときたよ! 嘘でしょ!? やっぱぐんばつに良い沙悟浄さんの普段の行いのおかげかあ!? へいっ! へいへーい!! そこのイカした赤いオーラのニンゲーン! そうそう、そこのあんた! あんたさぁ、あたしのお師匠様やんない? ん? 大丈夫大丈夫! こわくないよ~! ちょろーっといっしょに天竺とか行くだけだからさ! ね? んも~、心配いらないってぇ~。雰囲気重視! それっぽい感じ出しといてもらえればいいからさ! あとはあたしがテキトーに『西遊記』っぽくしとくから! 名付けて『沙悟浄ちゃん西遊記乗っ取り大作戦』……長いか。 んじゃ、『さごゆーき作戦』発動ってことで、はい、決まり! んじゃ、あんたに付いてくよ! あたしぃ、こー見えて結構いい仕事するよ!! ~『東京西遊記』より~ 身長 1.5[meter] 体重 軽い ノリ 軽い おつむ 軽い 望むもの 安定した楽な職場 苦手なもの 三蔵 イラストレーター 創-taro CV. 慶長佑香
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オオモノヌシ 種族 海種 ジョブ アタッカー タイプ ヤオヨロズ HP 500 ATK 100 DEF 80 PSY 70 コスト 50 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 大物主大神 称号 朱き神事の編纂者 ――くっ、ワシともあろうものがこれ程までに手こずるとは…… それに、この遣り様のなんともな歯痒さよ。まったくもってワシに向いておらぬ。 やはりあやつに手はずを任せたのは失敗であったか……。 ……だが、今はそうも言ってはおれぬ。 疾く見極めねばならぬは『英血の器』――この正体よ。 奴らは果たして紅き力の正しき担い手であるものか。 あの力の在り様は、“あの者ら”によう似ておる。 だが、それと異なる様相も少なくはない―― ひとことで語るならば、『器』は『紅蓮の王』と比ぶるに、遥かに“脆い”。 これの意味するところと、奴らを取り巻く渦の意味――その全ての意が重なるより前―― 『器』どもが紅き力により引き合う前に紐解き、なんとしても片をつけねばならぬのだ。 その為にも、いち早く守護すべき『器』を手元に置いたというに、 こうも上手くいかぬとは……。 更に存外であったのは神力の問題よな……。 レムギアとは違い、我が発祥のこの地なれば如何様にでもなると思うておったが、 清涼たる山々は消え冷たき石造りの建物が並び立つ。 こうも自然神たる我らが霊相と相合わぬ世に変わっておるなどと…… ワシが留守の間、「八百万」どもはいったい何をしておったのだ…… いや、ともすればこれすらも“彼奴ら”めの仕業と考えるべきか――。 「………」 ――しかし、しかしよ。それにしても苛立たしいのは……あの子猿よ。 このワシが“ここまで”してやっておるのだぞ? 何故にワシの言うことを聞かぬ……。 「……チぃ……」 『器』というだけあって、まさか“あやつ”の無様な魂まで宿っておるのではあるまいな……? 姿形もどこぞよう似ておるし……。 「……コーチぃ!」 むぅ……仮にそうだと思うとだんだんと腹が立ってきおった。 そもそもからして“あやつ”は生意気であったからな。 生まれ落ちたその時にワシから『クシヒコ』という立派な名をもらい、 我が息子さながらの厚遇を受けておきながら、なぁ~にが『すきぴ……。 「三輪コーチぃ!」 「……何だ五月蠅い!!」 「ひっ!?」 「ワシは今忙しいのだ! 今日の練習メニューであればそこに積んである! 勝手に持って行けい!」 くぅっ、忌々しい……クニの奴め、もう少しマシな遣り様は無かったのか!? ~『紅編日本書記』より~ 身長 1.77[meter] 体重 65[kg] 半身 オオクニヌシ この世界での所属 日々河学園高校 この世界での立場 ネオトライアスロン部 外部コーチ この世界での名前 三輪辰彦 イラストレーター Tomatika CV. 小野大輔
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インスタグラムプラグイン 人気の画像共有サービス、Instagram(インスタグラム)の画像をアットウィキに貼れるプラグインです。 #ig_user(ユーザー名) と記載することで、特定ユーザーのInstagramのフィードを表示することができます。 例)@dogoftheday #ig_user #ig_tags(タグ名) と記載することで、特定タグのInstagramのフィードを表示することができます。 #dogofthedayjp タグ #ig_tag #ig_popular と記載することで、Instagramのpopularフィードを表示することができます。 詳しい使い方は以下のページを参考にしてください! =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/935.html
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メタトロン 種族 神族 ジョブ ディフェンダー タイプ エンジェル HP 650 ATK 110 DEF 110 PSY 90 コスト 80 召喚 なし 武装 なし 血晶武装 ラハット・ネツィーブ 称号 翼持つ者達の導 紅き光に包まれて目を覚ました『契約の天使』は、 不可解な面持ちでかすかに赤光の残る自らの掌を見つめた。 「あれ程のことがありながら……本当に、我の力を欲するとはな」 かつて、天使は罪を犯した。 人が『神族』への信仰を無くし、神が神である意義を失った世界で、 天使は再び神の寄る辺を取り戻さんと『絶対神』を作り出そうとした。 その名を無機の王――『ノーライフキング』。 それは、意思無き死者に『混沌』を宿せし新たなる絶対秩序となるはずだった。 しかし、その計画は『紅蓮の王』により挫かれた。 『紅蓮の王』によりアルカナへと封じられた滅びの夢の中で、天使は自らの過ちを知った。 無垢なる混沌は完璧な秩序になり得る、そう思っていた。 しかし、その先にあったのは永遠の虚無でしかなかった。 天使は夢の中で<悪夢の女王>に導かれ、滅びの未来とそれに抗する術を人の王に伝え、 夢の世界に君臨する無機の王と共に滅んだ――はずだった。 「“絶対死は本当の消滅ではない”―― 自ら発した言葉ではあるが、自身がこうして体現することになろうとはな……」 天使は自嘲の笑みを浮かべ、周囲を見渡した。どうやらそこは巨大な地下空洞であるらしい。 しかしそこに暗闇はなく、空洞の中央で燦然と輝きを発する結晶体により、赤く染められていた。 天使は眩い赤光に目を細め血晶体を見つめる―― その中には、赤い光に飲み込まれながらもなお輝きを失なわぬ、 美しい“図形”が浮かび上がっていた。 「……運命を表す始原の樹……『アルカナセフィーロ』―― それがここに在るということは、この次元こそが『マルクトの境界』……」 暫くの間、目を奪われたかのようにじっとそれを見つめ続けた天使は、 おもむろに天を仰ぐと、何かを悟ったように呟いた。 「……今、我は運命の結末を知った。 恐ろしく、なんと罪深い運命であろうか……。我は罪を償わねばならぬ。 『紅蓮の王』よ、『アルド2世』よ、まずはその皮切りに、あの時―― 千の炎の雨の中でお前たちに作った借りを返させてもらうぞ」 天使の体が、薄青い銀光を発し始める。 「運命よ、我は確かに受け賜った。『第一のセフィラ』は我が守護せん―― 其に害為す者在らば、どのような者であろうと、この炎の柱で串刺すことを誓おう」 天使の言葉と共に、銀光が巨大な翼となってその巨体を飛翔せしめると、 天使は意を決したように結晶の中へと飛び込んでいった。 身長 世界の広さに等しく 体重 世界の重さに等しく 天使になる前 人間 異名の一つ 『神の代理人』 異名の数 72 兄弟 サンダルフォン イラストレーター 小城 崇志 CV. 北沢力